企業が常に直面する課題と弊社の使命
早いもので創業して8年が経ちました。その間、ビジネス環境、経済環境も大きく変化しました。
実態がともなわない、あるいは真摯さに欠ける商品やサービスを乱発する企業は姿を消し、モラルに欠ける経営者は退場を余儀なくされ、金融危機により経済活動も一気に冷え込みました。
「ホンモノ」を提供する企業、商品、サービスしか生き残れない時代になりましたが、むしろ本来あるべき正常な状態に戻った、と言う方が正しいのかもしれません。
しかし、時代を問わず、好不況に関わらず変わらない本質的な企業課題があります。それは、周囲を巻き込みながら物事を前に進めるドライブ力があり、強い達成意欲を持ち合わせて新しいしくみ作りや課題解決にあたる人材が圧倒的に不足している、ということです。
以前からことある毎に話をしてきたことですが、なぜそのような人材を確保できないのか。過去に人材ビジネス会社に所属していたのでよくわかるのですが、そのようなタイプの仕事人は人材マーケットに出にくいのです。理由として、
- 企業内で重用されているので、人材マーケットに流出しづらい
- 企業の採用担当者も、人材会社の担当もシステムも、そのようなタイプをカテゴライズできない
(時として本当のスキル、価値を理解できない)
プロジェクトマネジメントの世界では、そのようなタイプの人を「使命達成型職業人」と呼ぶ場合もありますが、彼らは通常、企業内の様々な部門やプロジェクトを転々とします。問題が噴出する火事場であったり、原野のように何も決まっていない状況からスタートしなければならなかったり・・・所属は経営企画室の場合もあれば、社長室の場合もあったり、様々です。
弊社は「ビジネス・インプリメント」をキーワードに、上記の課題解決を図ります。
ビジネス・インプリメントとは
弊社は創業してから一貫して、できる限り「コンサルティング」という言葉を使わないようにしてきました。もちろん、はじめてお会いするクライアントにわかりやすく説明するために「コンサルティング」という言葉を使ったり、使命達成の一場面として「コンサルティング」を行う場面もあります。が、弊社がこだわるのは、
- 当初の目的がどのような形で具現化されたのか
- どのような結果をもたらしたのか
そして、
- その達成の過程に弊社がどこまで携わったのか、
ということです。
戦略系コンサルティング会社は、百戦錬磨のコンサルタントを擁し、時には数百ページにもわたるレポートを提出し、その後を企業に委ねます。それは1つのスタイルですし、そのような関わり方を望むクライアントもあるでしょう。リスペクトすべき優秀なコンサルタントの方々もたくさんいらっしゃいます。
しかし、クライアントの企業には肝心のその後の戦略や構想、計画を具体化、現実化するパワーとリソースが不足しており、正にそここそが多くの企業が求めていることに他なりません。ビジネスの実践(実戦)にまで持っていくドライブ力と現実化させるノウハウこそが必要なのです。
さらに多くの場合、課題解決や新規事業を進めるプロジェクトは通常業務と並行して進めることを強いられます。問題があることはわかってはいる、やらなければいけないこともわかっている、でも時間的に、リソース的に、あるいは今のスキルでは前に進めることができない・・・それがクライアントが直面する現実の姿です。多くの企業が求めているのは、一緒になって夢を実現していく、一緒に苦労をともにしながら課題解決にあたるパートナーです。
弊社のミッションは、企業内に眠っている様々な夢、想い、課題を明確化し、様々な形で具現化、実現=インプリメントすることです。コンサルティングはその達成における一つの手段であり、過程にすぎません。
クライアント企業の社員の方々と役割をシェアしながら、与えられたミッションを果たしていくのが弊社のスタイルです。
最後に弊社名の由来について、ご紹介します。ProMissionという社名には次の4つの意味が込められています。
- Professional(結果を出す仕事)
- Mission(使命の明確化)
- Promise(約束)
- Project Management(プロジェクトマネジメント)
「インプリメント」や「実装」という言葉にピンと来られた方、ぜひお気軽にお声がけください。
株式会社プロミッション
代表取締役 中村貴彦